就労支援
厚生労働省の調査※1によると、がん患者さんの約3人に1人は、20代から60代でがんに罹患し、働きながらがんの治療をしている方が多数います。その一方で、がんの診断後、退職や廃業した方は就労者の約20%で、このうちの約60%が初回治療までに退職や廃業をしているというのが現状です。※2しかし、がん治療の進歩により、長期間、治療と就労を継続できるという方も増えており、仕事を持ちながら治療のために通院しているがん患者さんは約38.3万人もいます。※3
当院のがん相談支援センターでは、両立支援コーディネーター研修を受けたスタッフが、がん患者さんのがんの治療と就労の両立に関するご相談をお受けしています
※1 全国がん登録罹患数・率報告
※2 平成30年度患者体験調査報告書による
※3 令和元年 国民生活基礎調査による
がん相談支援センター
対 象 | 当院の受診歴を問わず、どなたでも相談できます ※当院入院中の患者さんやそのご家族は病棟の看護師にご相談ください |
日 時 | 平日8時30分~17時15分 ※祝日や年末年始はご相談いただけません |
場 所 | 緩和ケア外来内(1階内科外来横) |
対 応 | 看護師、医療ソーシャルワーカー ※がん相談員基礎研修(1)~(3)を受講した相談員が対応します。 |
費 用 | 無料 |
方 法 | 対面または電話 |
電 話 | ☎0956-24-1515(代表) ※電話交換の担当に「がん相談」につなぐようにお伝えください |
その他 | 予約は不要ですが、事前にご予約いただければ待ち時間を短縮できます |
がん相談支援センターでの就労支援
がんと診断を受けた日から、ご自身の病気のことや治療のこと、ご家族とのことだけでなく、仕事のことや治療費、生活費のことなど経済的なことについても不安を感じる方は少なくありません。
仕事についての悩みを詳細にみていくと、
- 職場にどのように伝えるか
- 仕事は続けられるのか
- 休職中の生活費や治療費はどうしたらよいか
- 治療に目途がついたが復職はできるだろうか など
患者さんやご家族など、それぞれ抱える事情が異なることもあり、相談内容は多岐にわたります。
当院のがん相談支援センターでは、仕事と治療の両立に関するご相談をお受けし、それぞれの事情に応じて、相談者と一緒に解決方法を考えていきます。
在職中の方および休職中の方への支援
がんと診断されても、すぐに仕事を辞める必要はありません。
在職中と退職後では、受けられる社会保険制度が異なります。在職しながら治療を受けられるように職場と相談してはいかがでしょうか。本当に退職した方が良いのか、決断する前に、がん相談支援センターで一緒に考えてみませんか?
社会保険制度や労働条件の相談、会社の制度の利用等でお悩みがある方は↓のリンクにお進みいただき、社労士相談会をご利用ください。
公益財団法人 日本対がん協会「社会保険労務士による『がんと就労』電話相談」
離職中の方への支援
治療や検査を受けながらでもできる仕事を探してみませんか?
いったん離職された方へ再就職の支援を行っています。ハローワークの長期療養者就労支援担当者とともに支援活動を行っており、定期的に相談会も実施しています。
出張相談のご利用を希望される方は、がん相談支援センターへ電話でご相談ください。
ハローワーク出張相談
日時 | 毎週金曜日 |
相談員 | ハローワークの専門相談員 |
利用 | 予約優先 ※当日枠に空きがある場合は、予約のない方もご利用いただけます |
お問い合わせ | がん相談支援センター ☎0956-24-1515 ※電話交換の担当に「がん相談」につなぐようにお伝えください |