当院職員の新型コロナウイルス感染にかかる終息宣言について
2020.08.28
この度は、当院職員2名の新型コロナウイルス感染により当院の一部診療を休止せざるをえない状況となり、地域の皆様並びに関係医療機関の皆様にご不安とご迷惑をおかけしておりますことについて、心よりお詫び申し上げます。
当院では、職員及び患者さんとそのご家族1,767名の検査を実施し、すべての方の陰性を確認いたしました。
このうち、脳神経内科と脳神経外科に関連する職員及び患者さん、計104名につきましては、8月26日まで繰り返し検査を行い、すべて陰性を確認しております。
以上のことから、当院といたしましては、院内での感染拡大やクラスター発生の可能性はないと判断しており、8月30日をもって、経過観察期間を終了することとし、終息を宣言いたします。
これを受けまして、8月31日から、脳神経内科と脳神経外科の診療を再開いたします。このことにより、すべての診療科で通常どおりの診療を行います。
当院では、職員の陽性判明後、院内の清掃・消毒作業を入念に実施しております。また、院内の感染対策をより一層強化してまいります。
なお、今回の陽性者判明以降、当院関係者が日常生活に困難を強いられる事態も発生しております。今後も地域の基幹病院として必要な医療を提供すべく、職員一丸となって努力してまいりますので、当院及び当院関係者への地域の皆様の特段のご理解とご支援をお願いいたします。
最後になりますが、当院をご利用中の皆様には突然の診療休止にご理解とご協力をいただきました。また、関係医療機関の皆様には医療提供体制の維持に多大なご支援をいただきました。さらには、関係者のPCR検査に際しましては、長崎大学、長崎県、佐世保市のご協力をいただきました。皆様のご協力及びご支援に厚く御礼申し上げます。
令和2年8月28日
佐世保市総合医療センター 院長 澄川 耕二