看護支援システム「ユカリアタッチ」を導入しています。
2021.10.14
「ユカリアタッチ」について
当院では、看護支援システム「ユカリアタッチ」を導入しています。
ユカリアタッチの主な支援機能についてご説明します。
1.電子化ピクトグラム(絵文字)機能
これまでは、患者さんへの検査案内や絶食などの注意喚起について、
紙に書き、テープやマグネットでベッド周りや床頭台に表示していました。
紙だと破損や変更し忘れ等の危険性があったのですが、電子化されることによってそれらの心配がなくなり、
また、床頭台の上に表示されるため、患者さんも医療者も患者さんの状態について確認しやすくなりました。
内容は電子カルテと連動しているため、随時最新の情報に更新され、
ベッドサイドで飲水や食事制限、アレルギーの確認をすることができるようになりました。また、紙やマグネットで準備をする手間がなくなりました。
2.医療従事者診療情報参照機能

バイタルサイン・内服薬・食事内容・血液検査結果なども電子カルテとデータ連携し、自動表示・自動更新され、その場でデータ確認ができます。
この機能は、看護師だけでなく、医師やコメディカルなど、他職種での情報共有ができ、患者さんに説明する際も利用しています。
3.離床先管理機能

手術や検査のためにベッドを離れる時、離床状況を表示することができます。
医療者だけではなく、お見舞いに来られたご家族も確認できます。
患者さんの行先が分からず、探して回る時間がなくなりました。
4.バイタルサイン測定機能

測定した体温・血圧・脈拍・SpO2・血糖値の測定データを、測定器をかざすだけで電子カルテに登録できる機能も付加しています。
測定値をメモし、電子カルテに入力するという時間が短縮されたことで、看護師の業務負担軽減につながっています。
【メッセージ】
今回、電子ピクトグラム(絵文字)とバイタル連携の2つの機能を一つにした看護支援システムを導入しました。
これらの機能を使いこなすことで、より患者さんの安全・安心を守るとともに、看護師の業務の効率化が臨めます。
そのことで、看護本来の業務の充実や働き方改革につながればと考えています。