医療従事者のための外国人患者受入れ事例検討会開催
2018.09.05
8月27日、当院において「医療従事者のための外国人患者受入れ事例検討会」を行いました。院内外から多くの医療関係者と行政の方からも参加されました。
講師は国立国際医療研究センターより医療コーディネーター 堀成美先生をお招きし、外国人患者対応に係る問題点や困難事例など、外国人観光客が年々増加する中で外国人患者を受け入れるための体制整備が必要であるという日本の課題としてのお話がありました。また当院も年々外国人患者が増えており、支払いや対応困難だった事例を発表しました。
参加者からは「事例を通して言葉だけではない様々な難しさがあることがわかった」「具体的事例でわかりやすかった」「外国人観光客や住民が増加することで医療の現場も大変になっていることがわかった。受入環境整備を進める必要があると思う」等のご意見をいただきました。
佐世保では今後、大型クルーズ船の寄港などにより、外国人観光客の増加が見込まれます。それに伴い、病院を受診する外国人患者の増加が予想されます。今後も地域の医療機関や行政とも連携を行い、外国人患者さんの受診がスムーズに行えるよう体制整備を図ってまいります。
(ウッド成美)