不整脈関連業務
(1)心臓ペースメーカーとは・・・
心臓疾患で心臓のリズム(心拍数/脈拍数)が乱れている患者さんへの治療として、心臓ペースメーカーがあります。ペースメーカーは脈が遅くなった時、心筋へ直接電気的刺激を与えて心臓の拍動数(脈拍数)を補います。脈が遅くなると、一時的に脳血流が不足し、めまい、生あくび、ふらつき、失神などが出現します。このような不整脈が専門的病名で、完全房室ブロック・洞不全症候群といわれる病気です。このような疾患の方は、ペースメーカー植込み術が必要で、X線透視下で行われます。
(2)ペースメーカー業務での当院の特徴
ペースメーカーを植込みされた患者さんは、定期的なペースメーカークリニックが必要です。事前に前回データーを把握した上で、ペースメーカーの作動状態・電池容量・リード状態を専用プログラマーにて体外からチェックし、患者さんに安心で安全なペースメーカーライフを提供します。当院では、患者さんのペースメーカー情報を電子カルテにて記録することにより、院内の場所を問わず医師や看護師とペースメーカー情報を共有できるシステムを構築しています。
(3)カテーテルアブレーション業務
2012年度よりカテーテルアブレーション業務にも臨床工学技士が携わるようになり、今後は不整脈の分野の治療でも医師の要望に応えられるよう日々努力していきたいと思います。