〒857-8511 長崎県佐世保市平瀬町9-3
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カテーテル業務

(1)カテーテル検査が必要な病気とは・・・

心臓自体を養っている血管は大きく3つに枝分かれした冠動脈より酸素化した血液が供給され、1日約10万回拍動をしています。
冠動脈の血管が狭窄し、心臓の動きが低下し胸部痛を伴うものを狭心症といい、重症化すると心筋梗塞という恐ろしい病気になってしまいます。
一度狭窄してしまった血管は、カテーテルによる血管形成術もしくは外科的に心臓に血液を供給する迂回路を創るバイパス手術を行わなければ、完全に詰まってしまい心臓の筋肉が壊死(腐ってしまう)しまいます。
検査方法には、胸部CTにて撮影された画像を3D化させ判定する診断とカテーテルによる造影で判定する診断の2種類の方法があります。

当院では、循環器専門医・インターベンション専門医による患者さんに合わせた診断方法を行っており、少しでも患者さんの負担を軽減できるよう検査・治療法に工夫を重ね、高度で安全な治療を提供しています。
臨床工学技士はコメディカルスタッフの中心的役割を担い、医師の治療清潔介助や各種診断を行っています。

(2)心臓カテーテル検査・治療における臨床工学士業務

心臓カテーテル検査は、手首や足の付け根より細いカテーテルを心臓に運び、X線装置を使用し造影剤にて撮影を行います。血管が狭くなった部分が見つかった際には、専用のバルーン(風船)やステント(金網)を使用し、狭くなった血管に血液を流れやすくする治療(冠動脈インターベンション)を行います。私たち臨床工学技士は、患者さんの状態をモニタリングする装置(ポリグラフ)や治療に必要な画像診断装置(IVUS・OCT)を駆使し、チームの一員として治療のサポートを行っています。 当院では年間約250例の心臓カテーテル治療を行っており、その多くの場面で臨床工学技士の重要性を認めていただいております。
最近では画像診断だけではなく、狭窄部位が治療の適応であるか否か判定する診断も専用の機器を用い、臨床工学技士のコメントを求められる場面もでてきており、今後ますますの業務拡大が見込まれる分野であると感じています。

 (3)未梢血管へのカテーテル検査・治療における臨床工学技士業務

「足は第二の心臓」とも言われ、歩けなくなると筋力や心肺機能が低下し、引いては寿命も縮めることになります。現在閉塞性動脈硬化症(ASO)の患者さんは推定50万人、足の切断はおよそ1万人/年を越えているとも言われています。
ASOの治療としては、薬物療法・カテーテルによる末梢血管形成術(EVT)・外科的バイパス手術がありますが、当院ではASOに対し循環器センターでの総合的な診断(ABI検査・造影CT・血管エコー)・治療などを行っています。

その中でも、私たち臨床工学技士は末梢血管のカテーテル治療に対し、心臓カテーテル治療と同様に画像診断装置を駆使し、より確実な治療のための技術支援を行っています。またカテーテル治療前後には皮膚灌流圧の測定も臨床工学技士が行っており、患者さんの血流の状態の評価を行うことで、治療の計画・治療後の患者さんの診療方針にも医師より意見を求められる場面も多々あります。末梢血管のカテーテル治療は今後も多くなる傾向があり、今後はさらに深く、そして幅広い分野での治療支援を行えるように努めたいと考えています。

(4)治療以外での臨床工学技士業務

心臓カテーテル検査・治療には様々な種類のカテーテルやステントなどが必要になります。当院では、臨床工学技士がカテーテル関連物品を管理しており、いつでも患者さんの病態に合わせた物品を提供できるように心掛けています。
カテーテルの治療前には技士間で患者さんの情報を共有し、医師の行う治療をよりスムーズに行えるようカンファランスを行っています。

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