〒857-8511 長崎県佐世保市平瀬町9-3
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人工心肺業務

(1)心臓手術とは・・・

心臓病の中でも心臓手術を行う手術にはいくつかの種類があります。

①虚血性心疾患・・・狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患の総称をこのように呼びます。
②弁膜症・・・心臓には4つの弁があり、その弁の機能が破綻し、心不全などを引き起こす病気が弁膜症です。
③大動脈疾患・・・血液を全身に送る中心の血管を大血管と呼びます。大動脈疾患には、この大動脈に瘤ができたり、急激な痛みを伴い大動脈が裂けたりする病気があります。

虚血性心疾患、心臓弁膜症、胸部大動脈瘤の写真

以上のような心臓・大動脈の治療には外科的手術が必要となり、当院では心臓血管外科専門医の執刀により多くの患者さんを救ってきました。心臓手術は心臓外科医だけでなく、麻酔科医師・臨床工学技士・看護師・臨床検査技師などの多くの職種による「チーム」としての結束が最も重要であり、当院ではチーム一丸となり治療に臨める体制を築いています。

心臓手術麻酔、心臓外科手術、人工心肺装置操作の写真

近年では、手術を行う際の切開部分の傷をできるだけ小さくて手術を行う「MICS(小切開)手術」も行っており、患者さんの退院後の日常生活がより有意義に送れるよう様々な術式の検討も行っています。

MICS(小切開)での弁形成手術、ポートアクセス法での小切開手術の写真

臨床工学技士は、人工心肺装置や自己血回収装置などを駆使し、心臓手術のサポートを行うと共に、心臓外科手術における「チーム医療」の中心的な役割を担っています。

(2)人工心肺とは・・・

人工心肺とは、心臓機能と肺機能を人工的に代用する装置であります。よく用いられる手術として、心臓血管外科における後天性心疾患、先天性心疾患、大動脈疾患などがあります。 人工心肺中は、一時的に呼吸と心臓の拍動を完全に止めるため、心拍動として血液を拍出するポンプと肺呼吸と同様な酸素加機能をもった人工肺によって、患者さんの命を繋いでいる『生命維持管理装置』です。 生体の大静脈からチューブを介して、体外の静脈血貯血槽へ脱血し、血液ポンプ(心臓機能)を用いて、毎分3~4リットル(成人)の血液を人工肺へ送り込みます。人工肺では、酸素を供給して炭酸ガスを排出し、動脈血として再度生体の大動脈へ送血される体外循環方式です。 人工心肺による完全体外循環中には患者さんの全身状態を常に監視し、電解質や水分バランスなどをしっかりと管理しています。人工心肺による全身管理を任され患者さんの命を預かっている間だけでなく、無事に手術を終えるまで全身管理にしっかりと目を光らせています。

人工心肺の仕組みを示した図

(3)心臓手術での臨床工学技士の役割

狭心症・弁膜症・大動脈瘤などの手術において、医師や他のコメディカルスタッフと協力し、私たち臨床工学技士は医師の指示のもと安全で質の高い医療の提供を心掛け人工心肺装置を操作しています。 心臓血管外科手術は緊急を要する場合も多く、私たち臨床工学技士は緊急手術に対応できるような体制を整えています。

人工心肺装置 TERUMO社製APSI、人工心肺操作業務、心筋保護供給装置CP4000、人工心肺記録自動システム、人工心肺回路リザーバー、心筋保護液供給操作業務の写真

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