〒857-8511 長崎県佐世保市平瀬町9-3
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呼吸器外科

■特徴・方針等

佐世保市総合医療センター呼吸器外科では、肺癌を中心として、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、その他の悪性疾患にたいする外科治療を2名のスタッフ医師と専攻医で行っています。県北地区における唯一の呼吸器外科専門医制度基幹施設であり、呼吸器外科手術に対する安全性、手術手技の確立、若手医師の教育を日々行っています。手術数は2021年度の手術総数が153件でそのうち原発性肺癌が99件となっています。手術を受けた患者さんが、術後自宅での日常生活や、職場復帰することを目指し日々努力しています。

■診療について

呼吸器外科で行われる手術術式の半数以上を占める肺葉切除は、肋骨や筋肉を切らずに行う胸腔鏡補助下手術で行っています。この術式は安全性、根治性、痛みの少なさを兼ね備えた術式で、全国の呼吸器外科認定施設で行われる術式の大半を占める、低侵襲で安全性の高い手術術式です。術後の在院期間も少なくて済み、一般的に手術してから5~8日で退院することが可能となっています。更なる低侵襲手術を目指して2022年6月からはロボット支援下肺切除も開始しました。手術手技や術中の操作については、2008年から2021年の14年間での術後30日死亡症例を認めず、しっかりとした安全性が確保されています。手術後の傷の痛みが多少ありますが、退院後には、また元気に日常生活を健康的に過ごしていくことや、就業されているかたは職場への復帰が可能と考えています。
局所進行肺癌にたいしても、呼吸器内科、放射線科、病理検査部とともにカンファランスを行い連携していくことで、集学的治療(外科的治療に化学療法や放射線治療を組み合わせた治療)を行い長期生存できる症例が確実に増えてきています。

■取り扱う主な疾患

・肺癌           ・気胸
・転移性肺腫瘍       ・膿胸
・縦隔腫瘍         ・胸部外傷 など

■主な診断・治療法

・肺癌に対する胸腔鏡補助下の肺切除術
・気胸に対する胸腔鏡下手術
・胸壁・肺尖部浸潤肺癌などの拡大手術

■実績

<診療実績(手術件数等)>
2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
原発性肺癌 84件 102件 106件 107件 99件
転移性肺腫瘍 10件 14件 9件 16件 18件
縦隔腫瘍 2件 11件 10件 6件 3件
気胸・気腫性肺嚢胞 23件 14件 1件 21件 16件
手術総数 157件 162件 169件 168件 153件

■医師紹介 (下の画面をクリックしてください)

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