知っていますか…救急医療の現状
全国的に医師や看護師の不足が社会問題になっています。佐世保市でも例外ではなく、離島やへき地の診療所だけではなく、市内の基幹病院でも勤務する医師の不足が深刻な問題になっています。
医師が不足する一方で、休日や夜間に受診する患者さんや、救急車で搬送される患者さんは年々増加しており、その結果、二次救急医療を担う病院に患者さんが集中し、その病院に勤務する医師からも精神的、体力的に限界との声が上がっています。また、緊急性のない病気や怪我で、安易に受診したり、救急車を利用したりすると、生死に関わる重症の患者さんの治療や病院への搬送の大きな妨げになる恐れがあります。
このままでは、私たちが本当に必要なときに適切な医療を受けられなくなり、安心で健康的な生活を送ることができなくなるかもしれません。そうならないためにも、医療機関や救急車を適正に利用するという、私たち一人ひとりの心がけが大切になります。地域医療を守るために、私たちに何ができるのか考えてみましょう。