〒857-8511 長崎県佐世保市平瀬町9-3
TEL:0956-24-1515(代表) / FAX:0956-22-4641

治験ご案内

治験とは

私たちは、ケガをしたり病気になったときには薬を使って治療を行うことが多いものです。
新しい薬が世の中で使われるようになるためには、まず最初に『薬の候補』になる可能性のある物質について試験管内での作用を調べたり、動物でどのような作用があるかを調べ、効果や安全性を確認します。
しかし最終的には、健康な人や一部の患者さんの協力を得て、人の病気の治療に役立つかどうかを確かめる必要があります。

このように、新しい薬として国の承認を得るために、健康な人や患者さんに実際に使っていただいて、効果と安全性を確かめる試験を『治験』といい、治験で使われる『くすりの候補』を『治験薬』といいます。

治験の流れ

治験の必要性

国から薬の承認を得るためには必ず治験を行わなければなりません。
私たちが現在使用している薬も、多くの人たちのご好意で治験に参加・協力していただいた結果生まれたものです。
治験にご協力いただくことは多くの同じ病気で苦しまれている患者さんの治療に役立つことになります。
治験の主役はボランティアで参加していただく患者さんです。

治験の方法

治験には開発中の治験薬をいくつかの方法で使用してみて効果や安全性を評価するという研究的な側面があります。そのため参加・協力していただいた方の人権を守るGCP省令(「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」)という厳しいルールのもとに、

1)医療設備が十分整っている施設で、
2)綿密な計画に基づいて、
3)専門の医師が患者さんの安全に十分配慮し、細心の注意を払いながら日常診療の中で

実施されます。

治験に参加するには

当院で実施中の治験の条件に合いそうな患者さんには担当医から、直接患者さんにご案内をさせていただきます。

治験への参加・参加後の中断は患者さんの自由意思です。
当院の治験事務室には、治験専任スタッフの治験コーディネーターが配属されています。担当医師や治験コーディネーターより充分な説明を受けられたあと、患者さんの自由意思で参加を決めることができます。
しかし、患者さんの安全性確保や臨床判断の理由で担当医師より治験参加をお断りする場合もあります。
治験は患者さんの参加意思を文書で確認した後、開始いたします。
治験参加をお断りになった場合でも、患者さんに対する不利益は生じません。今までと変わらず、担当医師の診察を続けてください。

検査費用・診察費用が増えることはありません。
外来通院の場合、治験に参加することで来院回数が増えることが考えられますが、
交通費等の費用負担を軽減するための体制を整えています。

治験事務室のご案内

組織図

お問合せ先 治験事務室

TEL:0956-24-1515(代表) 0956-24-1538(直通)
FAX:0956-24-1538
E-MAIL :c-jimusitsu@hospital.sasebo.nagasaki.jp

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