児童虐待に関する研修会
初期臨床研修では、主に児童虐待において、医療機関に求められる早期発見につながる所見や徴候、及びその後の児童相談所との連携等について学ぶ必要があるため、当院では毎年、虐待に関する研修会を開催しています。今年度も長崎県立こども医療福祉センターの小柳憲司先生を講師に迎え、令和5年1月20日に実施しました。
今年は研修医の先生に加え、小児科の先生方も参加されました。診療の場での具体的事例についての質疑応答もあり、非常に内容の濃い研修会となりました。
【研修医の先生の感想】
今回の虐待講習会を通じて身近に虐待が潜んでいることを認識しました。虐待をしている親も苦しんでいるとわかり、ただ親を非難するだけではなく親も子供と一緒に助けるということが大事だと認識しました。私自身、小児科の実習や救急外来で直接虐待の現場を見たことはありませんが、今回の講習で学んだ知識を活かして子供を診察するときには”ちょっとした違和感”に着目して子供、親共に助けられるようにしていきたいです。