佐世保市総合医療センター 臨床研修センター

〒857-8511 長崎県佐世保市平瀬町9-3
TEL:0956-24-1515(代表) / FAX:0956-22-4641

研修医からのメッセージ

 

基地の街 佐世保ならではの初期研修

はじめまして、当院初期臨床研修プログラムのホームページをご覧になっていただきありがとうございます。基幹型研修医2年目のTです。私は大学時代から国際交流に関心があり、米軍基地近くにあり地元福岡へのアクセスが良いことから当院での研修を決めました。当院では通常の研修に加え米軍診療所と連携した研修を行うこともできます。このような研修ができるのは九州本土では”当院だけ”だと思います。

具体的には
1.英会話教室(希望者のみ、月に1回開催)
2.米軍診療所実習(希望者のみ、年間で4~5回程度)
があります。

1.英会話教室

英会話教室では毎回テーマを決めて診療所のスタッフの方々が英語でレクチャーをしてくださいます。毎回面白いのですが、1番面白かったのはGSW: Gun Shot Woundについてのレクチャーです。
GSWの回ではマネキンや実際にGSWを負った時に米兵が使うアイテムやマネキンを使って体験型の講習をしていただきました。

2.米軍診療所実習

基地内の診療所へ行き、主に外来陪席を行います。米軍基地は原則的に日本人は立ち入り禁止なので、当院研修医の希望者はDBIDという身分証明カードを作ります。関係者のエスコートの下、DBIDを提示して毎回検問をくぐり、診療所での診療に立ち合わせていただきます。患者さんは日本語が通じないアメリカ人のみです。ドクターだけでなく患者さんから急に英語で話を振られたりするので、米軍診療所では自分の出川イングリッシュを常にフル回転させて楽しんでいます笑。米軍診療所実習の日はお昼ご飯を基地の中のレストランで食べられるので、これもまた楽しみです。サブウェイやマクドナルドもあるのですが、メニューは完全にアメリカのメニューなので、自分は食べる前からメニューを見るだけでテンションが上がってます。

日常の研修では

当院は米軍基地がある佐世保市で最大の医療機関ですので、日常診療の中でアメリカ人と接する機会も平均的な病院と比べると多いです。体感としては当院の患者さんの1~2%はアメリカ人でしょうか。そうした患者さん方は通訳さんを連れていらっしゃる場合もありますが、それぞれの事情で通訳さんが一緒でない場合も多々あります。その場合、その場にいる当院スタッフでなんとか英語でコミュニケーションをとらないといけません。そういった場面で自分の中途半端な英語力で多少何とかなる場合もあります。自分の拙い英語でも実際の診療の役に立てると嬉しいものです。

最後に

初期研修の2年間の間にちょくちょく英語を実際に使ってみたいという希望を持つ学生の方にとって、米軍佐世保基地のそばにある当院は九州本土で1番良い初期研修病院だと思います。
英語や国際交流に関心のある学生の方は、初期研修先を検討する際に一度は当院へ見学に訪れてみてはいかがでしょうか。病院見学の学生の方が米軍基地の中へ入ることは難しいですが、英会話教室開催日であれば当院での英会話教室に参加していただけるかと思います。

当院の病院見学は”交通費助成制度”もあります!
興味がある方はメールにて当院総務課初期臨床研修担当までご連絡下さい。(kensyu@hospital.sasebo.nagasaki.jp)

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