緩和ケアセンター

緩和ケアは、“痛みなどのからだのつらさ”や“不安などの気持ちのつらさ”、それ以外にも“仕事や学業などの社会生活に伴うつらさ”など、病気に伴う様々なつらさを和らげるためのケアのことです。
がんと診断された時からすべての時期において、患者さんやご家族ができるだけ苦痛が少なく療養生活を送るために、医師や看護師、その他の様々な職種が連携して緩和ケアを行っています。

対　象	当院の受診歴を問わず、どなたでもケアを受けることができます ※当院の緩和ケア外来の受診には、がんを診ていただいている医師からの紹介状が必要です
日　時	平日8時30分～17時15分 ※予約が必要ですのでご注意ください
場　所	緩和ケア外来(１階内科外来横）
担　当	緩和ケア科　鳥羽　晃子

業務内容

緩和ケアチームによる“つらさ”の把握

外来や入院中に、患者さんが感じている身体や気持ちのつらさ、生活上のお困りごとについて定期的に質問します。つらさを緩和できるように担当医や看護師、緩和ケアチームが対応します。
身体や気持ち、生活上のつらさなどがある場合には、医師や看護師など、近くの医療スタッフにお伝えください。

“つらさ”への早急な対応

入院中の方

主治医や病棟スタッフと連携して緩和ケアチームがサポートします。緩和ケアチームのサポートをご希望の方は、担当医や看護師などのお近くの医療スタッフにお伝えください。

外来通院中の方

緩和ケア外来

緩和ケア科の医師が診察を行い、身体の症状や心のつらさに対応します。
受診については、下部記載の「緩和ケア外来受診方法」をご覧ください。

こちらをクリック—緩和ケア外来の受診方法—

緩和ケア外来の受診方法

当院でがん治療を受けている患者さん

担当医へ「緩和ケア科の診察希望」とお伝えください。ご希望をうかがった後に緩和ケア科の受診予約を行います。患者さんの症状によっては当日の診察となることもあります。緩和ケアチームのサポートを希望される場合は、担当医や看護師など、お近くの医療スタッフへお伝えください。

当院以外の病院でがん治療を受けている患者さん

がんを診ていただいている医師に「佐世保市総合医療センターの緩和ケア科の受診希望」とお伝えし、受診についてご相談ください。当院の緩和ケア科外来の受診にはがんを診ていただいている医師からの紹介状が必要です。

①がんや緩和ケアに関する一般的なご相談は「がん相談支援センター」
②緩和ケア受診中の方で予約の変更などのご相談は「緩和ケア科」
へお問い合わせください。
※お問い合わせの際は電話交換の担当にご希望の窓口をお伝えください。

緩和的放射線治療

つらさの原因となっている部位に放射線をあて、痛みなどを和らげます。
当院では、がんの治療を行う担当医、緩和ケア医、放射線医が連携し治療を行っています。

緩和的放射線治療の実績

年	2020年	2021年	2022年
実績	165	152	177

神経ブロックへの対応

難治性疼痛に対する神経ブロック等については、当院では実施していません。
長崎大学病院と連携し、対応していますので、ご希望の方は長崎大学病院へお問い合わせください。

ご自宅や施設で療養される方へのサポート

医療用麻薬や点滴、酸素などが必要な場合でも、ご自宅や介護施設で安心して生活できるよう、地域の医師や看護師、薬剤師等と連携しています。
ご自宅や介護施設に移られた後も必要に応じ、継続的に連携を行っています。また、患者さんの状態に応じて、在宅医や訪問看護師と連携し緩和ケアを行います。また、ご自宅での生活が困難な場合には、地域の病院や施設と連携し、緩和ケアが継続されるようにしています。