アピアランスケア
アピアランスケアという言葉の“アピアランス”は外見のことで、アピアランスケアは、がん患者さんの外見の変化によるつらさを軽減するためのケアのことをさします。
当院ではがん相談支援センターのがん相談員が、がんの治療により発生した脱毛(頭髪やまつげ、まゆ毛等)や皮膚・つめの変色、手術の傷跡等の外見上の変化に対する患者さんの悩みに対処することで支援を行っています。
がん相談支援センター
| 対 象 | 当院の受診歴を問わず、どなたでも相談できます ※当院入院中の患者さんやそのご家族は病棟の看護師にご相談ください |
| 日 時 | 平日8時30分～17時15分 ※祝日や年末年始はご相談いただけません |
| 場 所 | 緩和ケア外来内(１階内科外来横） |
| 対 応 | 看護師、医療ソーシャルワーカー ※がん相談員基礎研修(1)～(3)を受講した相談員が対応します。 |
| 費 用 | 無料 |
| 方 法 | 対面または電話 |
| 電 話 | ☎0956-24-1515(代表) ※電話交換の担当に「がん相談」につなぐようにお伝えください |
| その他 | 予約は不要ですが、事前にご予約いただければ待ち時間を短縮できます |
がん相談支援センターでの対応
がん医療の進歩により、治療を継続しながら就労や就学などの社会生活を送るがん患者さんが増えています。
アピアランスケアの目的は見た目をきれいにすることではなく、外見上の変化によって他人とのコミュニケーションが億劫になる、外出するのが嫌になるなどを防ぎ、社会とのつながりをためらわないように支援することが本来の目的です。
もし、あなたに生じた外見の変化により、「周りの目線が気になる」「自分が自分でないような気がする」「治療をする気になれない」などと思われるようであれば、一度、がん相談支援センターに相談してみませんか？
がん相談支援センターでは、外見の変化による影響にどのように対処していくか、相談員が情報提供しながら、患者さんと一緒に考えます。
医療用かつら(ウィッグ)の展示会
当院では、不定期に開催している患者サロンに合わせて医療用ウィッグの展示会を行っています。
患者さんやご家族のみなさんが直接お尋ねしやすいように、展示会には佐世保市内に営業所があるウィッグメーカーに協力していただいています。また、がん治療などで脱毛に悩む人々の髪のケアと社会復帰をサポートされている団体で活動されている佐世保市内の美容室にもご協力いただいています。
展示会では医療用ウィッグの様々な情報を提供するとともに、ウィッグの試着もできます。当院を受診していない方もご参加いただけますので、がん治療等で脱毛にお悩みのみなさんは、どうぞお気軽にご利用ください。
近隣の自治体のアピアランスケアにかかる助成制度
佐世保市(アピアランスケア助成制度について)
※詳細は佐世保市健康づくり課(0956-24-1111)にお尋ねください。
平戸市(がん治療の副作用のため、かつらを購入する皆さんへ)
※詳細は平戸市健康ほけん課健康づくり班(0950-22-9125)にお尋ねください。
対馬市(対馬市アピアランスケア支援事業)
※詳細は対馬市健康増進課(0920-58-1116)にお尋ねください。
川棚町(川棚町がん患者外見ケアサポート事業)
※詳細は川棚町健康推進課健康増進係(0956-82-5412)にお尋ねください。
波佐見町(波佐見町がん患者アピアランスケア支援事業)
※詳細は波佐見町役場 子ども・健康保険課 健康増進班(0956-80-6650)にお尋ねください。
佐賀県(佐賀県がん患者アピアランスケア支援事業)
※詳細は ↑ のリンクからお住いの自治体の担当課にお尋ねください。
アピアランスケアに関連したリーフレット
国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センターと横浜市が共同し、これから治療を行う、または治療中のがん患者さん向けに、横浜市と協力してアピアランス（外見）ケアリーフレットを作成しています。
リーフレットをご覧になりたい方は横浜市×アピアランス支援センター アピアランスケアリーフレットをご確認ください。
