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院長あいさつ

2024.04.01


理事長兼院長 中尾一彦

2024年4月より佐世保市総合医療センター理事長兼院長を拝命しました中尾一彦と申します。
私、1983年に長崎大学医学部を卒業後、長崎大学病院で研修医として勤務を始め、2009年より消化器内科診療科長、2019年より長崎大学病院長を5年間勤めました。この度、佐世保・県北地区の医療の中核病院である佐世保市総合医療センターの舵取りを行う立場となり、その責任の重さをひしひしと感じています。コロナ禍を懸命に乗り越えたにも関わらず、現在、病院を取り巻く環境は厳しさを増しています。そのような中、本院の健全運営、発展にお役に立てるように、微力ながら精一杯頑張りたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

 

高度・先進医療、全人的医療の実施

今日、医療の進歩は目覚ましいものがあり、ロボット手術、がんゲノム医療、再生医療、人工知能AIによる診療など、私が医師になった頃には想像すらできなかった医療が現実のものとなっています。治療薬も大きく進歩し、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤、抗サイトカイン抗体などの登場により、これまで難治とされていた病気も新薬により完治が期待できる時代となりました。本院は、佐世保・県北地区の中核病院として、地域の患者さんのために、これらの高度・先進医療を積極的に取り組む責務があります。そのために、医師はもちろんのこと、看護師、薬剤師、技術職員などコメデイカルスタッフもそれぞれの立場で、新しい知識や技術が習得できるように環境を整え、最新の医療を安全に提供できる体制を構築したいと考えています。

医療の高度な専門化は、時に「病を見て人を見ず」という偏った診療に陥りがちです。外来患者さんから、「主治医は電子カルテばかり見て、自分の方を見て話しを聞いてくれない。専門領域以外の体調不良の話を聞いてくれない。」などの不満がよく寄せられます。本院では、限られた診療時間の中でも、可能な限り患者さんの訴えに耳を傾ける診療姿勢を心がけたいと思います。看護師からも、採血や点滴、投薬や配膳などの業務に追われ、患者さんと向き合う時間は以前より減っているという声が聞かれます。効率的な医療はもちろん大切ですが、患者さんの不安や心配にしっかり向き合える全人的な医療を心がけたいと思います。

自由闊達、活気あふれる病院へ

高度な医療を効率的かつ安全に行うには、診療部、中央診療部、看護部、薬剤部、医療技術部、事務部がしっかりと連携協力し、職員一人一人が「自分が佐世保市総合医療センターの診療を支えている」というプロ意識を持って働くことが大切だと思います。そして、職種、職位、勤務形態に関係なく、自らの考えや意見を自由に発言し議論できる環境を作ることが、本院の改革や発展に繋がると考えています。このような、活気あふれる自由闊達な雰囲気の病院を目指したいと思います。

しかし、多忙で疲弊してしまっては、元気も活力も湧いてきません。働き方改革を実効性あるものにしなければなりません。休養できる時間、プライベートな時間を十分に確保する必要があります。これまでの慣習にとらわれることなく業務の効率化を図り、情報を共有、見える化することで、チームあるいは多職種で業務をシェア、カバーし助け合える体制を構築したいと思います。しっかり休めば、おのずとやる気が出てくると信じています。地域の医療機関との連携を深め、診療の役割分担を進めることも働き方改革に繋がると考えています。佐世保市、医師会、各医療機関との診療協力体制の構築に力を入れたいと思います。

将来、佐世保・県北地区の医療を支える若き医療人の育成、リクルートは極めて重要な課題です。令和6年度の本院の管理型研修医がフルマッチしたことは大変喜ばしいことです。これからも、働きやすく活気あふれる自由闊達な雰囲気の病院を目指し、研修医はもとより、看護師、薬剤師、技術職員など多くの若き医療人が集う病院にできればと願っています。

令和6年4月吉日

プロフィール

1959年 長崎県五島市に生まれる。
福江小学校、長崎大学教育学部附属中学校を経て、長崎東高等学校より長崎大学医学部に進み、1983年に卒業。
同年長崎大学第一内科に入局し、カナダ・カルガリー大学留学、保健管理センター勤務を経て、2009年長崎大学医学部消化器内科教授に就任。
その後、長崎大学理事、長崎大学病院長を歴任し、2024年4月より現職。​

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