栄養管理室
2024.04.05
■部門紹介
栄養管理室は、管理栄養士12名・栄養士2名・事務補助者1名・調理師10名、調理パート16名が在籍し、栄養管理・給食管理業務を行っています。
栄養の管理は治療の基本です。当院では、治療効果を高めるための栄養管理を目的に、下記の取り組みを行っています。
・入院患者さんへの栄養管理計画の実施
・チーム医療による栄養管理
・入院・外来患者さんへの栄養指導(個人・集団)
・入院サポートセンター業務
・治療目的に合わせた、食事摂取基準に基づく食事の提供
[栄養管理室理念]
患者さんを中心としたチーム医療の一役を担う部門として、質の高い栄養管理と給食管理を提供し治療に貢献します。
[基本方針]
・より良い栄養管理で、患者さん個々に適した栄養サポートを行います。
・おいしく安全な食事で患者さんのQOLの向上に努めます。
・患者さん自身で食事療法ができるよう、患者さんの立場に立った栄養相談を行います。
■臨床業務
栄養管理はすべての疾患治療の基本となるものです。栄養状態が傷病の予防や治療に大きく関与するとされ、栄養管理の重要性がますます認識されるようになっています。
当院では病棟担当制とし、入院患者さんに対して個別の栄養管理を行っています。入院時栄養スクリーニング、栄養アセスメント等を行い管理栄養士の立場から早期のサポートを目指しています。また、NSTをはじめとする各種医療チーム(緩和ケア、褥瘡対策チーム、)の一員として活動し院内の栄養管理体制の強化を図っています。
・NST
NSTは患者さんに適切な栄養療法を提供することを目的とした多職種により構成された医療チームです。当院では医師、歯科医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、言語聴覚士、臨床検査技師等により構成されたチームで活動しています。各専門分野の知識と技術を持ち寄り最適な食事や栄養補給ルートを提案し栄養状態の改善を目指しています。
NST活動:週1回回診、月1回NST委員会
・栄養指導
入院・外来通院の患者さん一人ひとりの病態に応じた栄養指導を実施しています。
・糖尿病教室
糖尿病教育入院の患者さんを対象にランチタイム等の時間を用いて集団指導を実施しています。
・入院サポートセンター
入院サポートセンターでは看護師、管理栄養士、薬剤師が患者さんごとに必要な情報や意向、不安などをお聞きし入院目的に沿った説明を行っています。管理栄養士はアレルギーや食事形態、栄養状態の確認を行い入院時から患者さんの状態にあった安全な食事を提供し必要な栄養を摂取できるようサポートしています。
■給食管理業務
医師の指示のもと、個々の治療にあった食事提供を行っています。お食事は温冷配膳車を用いて「温かいものは温かく、冷たいものは冷たく」美味しく召し上がっていただけるように配膳しています。
季節に応じた献立を作成し行事食も月に1回程度実施しています。
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クリスマス(小児) |
栄養管理室 業績一覧 (令和3~5年度)
栄養指導件数 (件) | 入院食事指導料1 | 外来栄養食事指導料 | 集団栄養食事指導料 |
令和3年度 | 3258 | 328 | 36 |
令和4年度 | 2899 | 273 | 14 |
令和5年度 | 2832 | 468 | 33 |
加算件数(件) | 栄養サポートチーム 加算 |
個別栄養食事管理加算 (緩和ケア診療加算における) |
早期栄養介入管理 加算 |
周術期栄養管理実績 加算 |
令和3年度 | 145 | – | 745 | – |
令和4年度 | 93 | – | 627 | 413 |
令和5年度 | 119 | 1083 | 718 | 394 |
専門・認定資格取得状況 令和5年度
・日本糖尿病療養指導士
・日本病態栄養学会 病態栄養専門管理栄養士
・日本臨床栄養代謝学会 栄養サポートチーム(NST)専門療法士
・40時間臨床実地研修
栄養士の簡単レシピ
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食物繊維たっぷりの根菜・きのこと旬の野菜を使った一品。 生姜(ショウガオール)の働きで体の芯から温まりましょう。 ※画像をクリックするとレシピがご覧になれます。 |
ひんやり大根のさっぱり万能だれ | 栄養士からの一言
口当たりの良いさっぱりとした大根おろしのたれで、肉や魚 豆腐や野菜の箸が進む♪ ※画像をクリックするとレシピがご覧になれます。 |