病理診断科
■特徴・方針等
当科では、細胞診・組織診断・免疫染色などの専門的な検査を通じて、正確な病理診断を行い、患者さん一人ひとりに最適な治療方針の決定に貢献しています。
臨床の先生方と密に連携し、患者さんにとって「見えないところで支える診断のプロ」として、開かれた病理検査室を目指しています。
■診療科の概要
当科では、さまざまな部位から採取された細胞や、生検・手術で摘出された組織を対象に、必要に応じて特殊染色や免疫染色を行い、顕微鏡で詳細に観察し、正確な病理組織診断を行っています。
また、手術中に提出された検体については、「術中迅速診断」と呼ばれる検査を行っています。これは、患者さんが麻酔を受けている間に、病変が良性か悪性か、また切除範囲が適切かなどを短時間で診断し、外科医の手術判断をサポートする重要な検査です。冷凍標本を用いて迅速に病理診断を行い、手術の安全性と的確さに貢献しています。
ご遺族のご承諾をいただいた上で行う病理解剖では、肉眼や顕微鏡を用いた精密な検索を行い、診断や治療の振り返りを目的としたCPC(臨床病理カンファレンス)も実施しています。
■取り扱う主な疾患
当院では、肝胆膵をはじめとする消化器疾患に加え、乳腺外科、婦人科、泌尿器科、皮膚科、耳鼻いんこう科、口腔外科、脳神経外科、呼吸器科、血液内科など、さまざまな診療科の検体に対応し、幅広い病理診断を行っています。
■主な診断・治療法
・細胞診(がんなどの早期発見に有用な検査)
・術中迅速診断(手術中に行う緊急病理診断)
・生検組織診断(内視鏡や針で採取された組織の診断)
・手術摘出組織の病理診断(切除された臓器や腫瘍の詳細な検査)
・病理解剖(診断や治療の振り返り、医学の発展を目的とした検査)
■実績
<診療実績>(単位:件)
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 病理組織診断件数 | 6,043 | 6,369 | 6,774 | |
| 術中迅速診断件数 | 180 | 254 | 290 | |
| 細胞診件数 | 6,439 | 6,310 | 6,006 | |
| 術中迅速細胞診件数 | 263 | 127 | 112 | |
| 剖検件数 | 6 | 2 | 7 | |











