薬剤部
薬剤部長の挨拶
本院は、県北の基幹病院として救急、がん、小児・周産期、高度専門医療、政策医療などを担っており、様々な疾患の治療を行なっています。そのため薬剤部では内服・外用・注射薬あわせて約1,800種類の医薬品を取り扱っています。近年は新しい作用機序の医薬品が多く開発され、本院でもその採用数は増加していますが、治療の選択肢が増える一方、適正使用のために常に最新の情報を入手し、学び続けることが求められています。
病院内では多職種のスタッフが共同して治療にあたっておりますが、それぞれの職種が専門性を発揮することでより良い治療が提供できます。薬剤部では調剤や医薬品の管理だけではなく、抗がん剤の無菌調製、持参薬の鑑別、入院患者の薬剤管理指導などの業務を通じて治療に関わっています。更に医薬品に関するより専門性の高い知識や技能を持って治療に貢献できるよう、がん薬物療法認定薬剤師や感染制御認定薬剤師など認定薬剤師の育成にも力を入れています。
また、医療は本院だけで完結するものではなく、地域の多くの方と連携を取りながら進めていかなければなりません。今後は患者さんにとってよりよい薬物療法が提供できるようにかかりつけ薬局の薬剤師の方々と情報を共有できるよう研修会などの開催も行っていきたいと思っています。
まだまだ薬剤師数が少なく、十分な業務が行えていませんが、自分たちにとってできることを日々積み上げて、成長できる職場でありたいと思います。
薬局の理念
迅速・正確・丁寧・思いやりをモットーに、薬の適正使用を推進することにより病院医療に貢献する。